施工経験記述【2級】 PR

“工程管理”施工経験記述の書き方と記述例【2級管工事】

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2級管工事施工管理技士の“工程管理”について、施工経験記述の具体的な書き方

しっかりと文法の構成を考え、高い得点の施工経験記述を準備しましょう。

工程管理の書き方!

『工程管理』とは、施工計画に基づき最も合理的な工程を決め、決定した工程を時間軸の面から管理することである。

工程管理の書き方は、

  1. 外的要因にて施工計画を狂わす事象発生
  2. 施工計画の遅れをリカバーさせる措置及び対策

となります。と言っても良く分からないと思いますので下記の「記述例」と「考察」をご覧下さい。

工程管理の記述例

今から記述する『工程管理』の施工経験記述は、実際に私が2級管工事施工管理技士の試験に使用し合格したモノとなります。

工事内容は、「賃貸物件の都市ガス改修工事(更新工事)」になります。

特に重要と考えた事項

施主との打合せで、都市ガス供給停止時間が9時より17時の間となり、居住人の方に迷惑がかからないように振動、騒音に配慮しながらガス供給停止時間が延びないことを特に重要と考えた。

とった措置又は対策

ガス供給停止時間外でガス配管を先行組にすることにより、ガス供給停止時間におけるガス配管時間を短縮すると伴に、配管撤去工事・配管工事・気密試験・エアーパージと、タイムスケジュール表を作成し作業進捗を確認したことによりガス供給停止時間を延長することなく工事を完了させることができた。

記述例の考察

「工程管理」の記述例をひとつひとつ考察して行きましょう!

特に重要と考えた事項

まず「外的要因で、施工計画が制限される!」事象を発生させます!

  • 施主との打合せで、都市ガス供給停止時間が9時より17時の間となり、
Shino40
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施主との打合せ…言い換えれば「施主からの指示」と言う外的要因により「都市ガス供給停止時間を制限」される。
ちなみに自身の失敗・都合から工期を遅延・制限される作文をしたら、かなり減点されるか!下手したら採点されない可能性がありますので注意が必要です。
  • 居住人の方に迷惑がかからないように振動、騒音に配慮しながらガス供給停止時間が延びない
Shino40
Shino40
「ガス供給停止時間が延びない」でも構成的には問題ありませんが、文字数を稼ぎ・印象強くした作文にするため「居住人の方に迷惑がかからないように振動、騒音に配慮しながら」と言うことを付け加えました。
  • ことを特に重要と考えた。
Shino40
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結びの定型文です。
「~~について特に重要と考えた。」
これで作文を終らせましょう。

とった措置又は対策

現在の流行は、箇条書きにすることです。しかし私が受験した時は、一連の文で作文することが主流でした。

今回は、2つの対策で「ガス供給停止時間を厳守させる!」ことにしました。

  • ガス供給停止時間外でガス配管を先行組にすることにより、ガス供給停止時間におけるガス配管時間を短縮すると伴に、
Shino40
Shino40
1つ目の対策は、ガス配管を先行して組んでおくことで、現場作業時間を短縮することです。
  • 配管撤去工事・配管工事・気密試験・エアーパージと、タイムスケジュール表を作成し作業進捗を確認したことにより
Shino40
Shino40
2つ目の対策は、作業の進捗状況を把握することで、ガス供給停止時間を厳守する対策が取れる。
  • ガス供給停止時間を延長することなく工事を完了させることができた。
Shino40
Shino40
こちらも結びの定型文です。
「“重要と考えた事項を達成して”工事を完了させることができた。」
これで作文を終らせましょう。

見直してみるとまだまだ修正の余地のある作文です。

そんな修正の余地がある施工経験記述でも合格することができる2級は、採点が1級より甘いと言えますし、完璧に仕上げれば高得点を狙える問題だと言えます!

外的要因にて施工計画を狂わす事象発生例

「特に重要と考えた事項」での掴みである“外的要因にて施工計画を狂わす事象”について具体的な事例を紹介します。

  • 建築工期の遅延により、
  • 住民からの要望により、
  • 天候不順により、

と外的要因の理由づけを行い、何かしらの工程の遅延・制限を設け課題を出していく。