2級管工事施工管理技士に合格できた勉強方法を「学科試験」「実地試験」別にそれぞれ紹介するよ!
- 2級管工事の学科試験の勉強方法
- 2級管工事の実地試験の勉強方法
- 実地試験の経験記述対策!
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もくじ
2級管工事施工管理技士を受験した理由
私が2級管工事施工管理技士を取得したのは平成28年(2016年)のことです。当時、会社の経営企画に携わる事務方の仕事をしていたので施工管理資格である「2級管工事施工管理技士」は、最重要資格という訳ではありませんでした。
ただ、会社で推奨している資格であり、経営審査で加点が付くこと、資格報奨金が支給されること、他の資格取得スケジュールと被らないことなどを考慮し「2級管工事施工管理技士」を受験することにしました。
2級管工事施工管理技士の知識を得て思ったことですが・・・施工管理を職とするならば受験資格を得たと同時に2級管工事施工管理技士を受験するべきでした。入社時は、主に戸建物件の施工管理を行っており建築に施工体制台帳等を個別提出することがなく、誰を「主任技術者」にしていたが知りませんが…本来、現場の施工上の実務的な管理をしていた私が、主任技術者になれる資格要件を満たしていればそれが一番の適任と言えたでしょう。
また主任技術者になれば、会社からの評価もそれなりに高くなります。最短で主任技術者になれる2級管工事施工管理技士を取得することで、周りの社員と評価の差をつけるいい機会にもなったと思います。
2級管工事施工管理技士 学科試験を合格した独学勉強法
私が2級管工事施工管理技士の学科試験に合格した独学勉強方法は
「過去問をひたすら解く過去問暗記型勉強法です」
なぜこの方法を実践したかと言えば…会社で補助してくれる「通信教育」で2級管工事施工管理技士講座を受けレポートだけをスグに出そうとした際、問題文を読んでから関連しそうな場所の参考書を読んでも何を言わんとしているのか?問題文と参考書内容の関連がよく分からなかったタメです。
問題文から逆引きで参考書を確認しても解答を導くことが出来ない=参考書をやっても合格出来ないと判断したからです。
管工事施工管理技士の傾向を分析している現在、参考書の9割は、試験に全く無関係な過剰な知識と判断できます。
2級管工事施工管理技士の学科試験について、過去問に若干修正を加えた問題が頻繁に出題されることから過去問メインの勉強法は、効率の良い勉強法と言えます。また「過去問暗記型勉強法」は、ほぼ全ての施工管理技士系の学科試験に通用する勉強方法であり
- 1級管工事施工管理技士
- 2級管工事施工管理技士
- 1級建築施工管理技士
- 1級土木施工管理技士
4つの施工管理技士系の学科試験は、この勉強方法で独学合格しています。
2級管工事施工管理技士 学科試験の主要問題
2級管工事施工管理技士の学科試験は、
出 題 | 出 題 項 目 | 出 題 選 択 |
No,1~6問 | 一般基礎、電気・建築 | 6問中6問解答(必須) |
No,7~23問 | 空調、給排水衛生 | 17問中9問解答(選択) |
No,24~28問 | 機器材料、設計図書 | 5問中5問解答(必須) |
No,29~42問 | 施工管理 | 14問中12問解答(選択) |
No,43~52問 | 関連法規 | 10問中8問解答(選択) |
の項目で問題が出題されます。
抑えておくべき主要問題は、解答数の多い「空調、給排水衛生:9問」「施工管理:12問」「関連法規:8問」の3つとなります。
空調、給排水衛生
17問中9問を選択解答する「空調、給排水衛生」問題ですが、17問の中から自信のある解答を9問取捨選択することが可能な項目ですので、9問全問正解を狙いましょう。
また「空調、給排水衛生」ですが実地試験にも出題される項目ですので、学科試験対策としては勉強効率が悪くなりますが参考書と合わせて勉強することで、実地試験対策も兼ねて知識の底上げをし高得点を狙いましょう!
施工管理
14問中12問を選択解答する「施工管理」問題ですが、2級管工事施工管理技士として仕事に直結する主要問題です。仕事に直結している分、勉強しなくても直感的に正解を導き出せる問題であることと過去問を勉強することで分からない箇所を補完させることで、9問正解を狙いましょう。
関連法規
10問中8問を選択解答する「関連法規」問題ですが、得手・不得手が極端に分かれる問題となります。実施試験にも出題される項目ですので、しっかりと勉強して実地試験にもつなげて行きたい所ですが…どうしても不得意なのであれば、他の「一般基礎、電気・建築」「機器材料・設計図書」で得点を狙って行った方が勉強効率はいいと思います。
「関連法規」問題が不得意じゃなければ、過去問から主要法規「労働安全衛生法」「労働基準法」「建築基準法」「建設業法」をメインに、6問正解を狙いましょう。
学科試験の合格基準・合格率・難易度
2級管工事施工管理技士 学科試験の合格基準は、60%となります。
52問中40問を解答し24問正解すれば合格出来ます。それも「52問中、自信のある40問を選択解答」して24問正解すればいいのです。反対に16問不正解でも、合格することが出来るのです。
また合格率は、56.1%と2人に1人は合格しているのです。
そう考えると、結構「2級管工事施工管理技士 学科試験って簡単じゃないか?」と思えてくると思いますが…しっかりと勉強した結果、難易度が簡単に思える資格と言うことであって、決して実務知識だけで勉強しないで合格できるほど簡単な資格ではありません。
2級管工事施工管理技士 学科試験の勉強時間
2級管工事施工管理技士 学科試験の勉強時間は、約50時間です!
携わっている仕事・取組み・関わり方などで、管工事に関する基礎知識が違いますので一概には言えませんが…
過去問を10年分を3往復もやれば、あるていど問題・解答が暗記されてきます。
52問×10年分×3往復=1,560問
そして覚えられない過去問をプラス2往復もやれば、ほぼほぼ暗記は完了といった感じでしょう。
200問×2往復=400問。トータルで2,000問となります。、
あとは1問どれぐらいで解けるかで勉強時間を試算することが出来ます。
それでは、1問どれぐらいで解けるか確認してみましょう。
注意として、さらよみするのではなく一語一語認識しながら覚えようとしながら解いてみて下さい。
時計を用意しスタート・・・
【平成30年度】空気環境に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 二酸化炭素は、直接人体に有害ではない気体で、空気より軽い。
- 一酸化炭素は、無色無臭で、人体に有害な気体である。
- 浮遊粉じん量は、室内空気の汚染度を示す指標の一つである。
- 揮発性有機化合物(VOCs)は、シックハウス症候群の主要因とされている。
正解(1)
解説:二酸化炭素は、人体には有害ではないが地球温暖化の原因のひとつである。空気より重い。
ストップ!さて何秒かかったでしょうか?
私の場合、約1分かかりました。
そして逆算すると・・・
1分×2,000問=2,000分=33.3時間 となります。
その他、参考書などで知識の深掘りするとプラス20時間となり、約50時間の勉強時間で2級管工事施工管理技士合格圏内にいけるでしょう。
学科試験の勉強する期間
2級管工事施工管理技士 学科試験の勉強時間として50時間としましたが勉強期間も重要となります。
「記憶」と「睡眠」は、密接に関わっております。不眠不休で「2級管工事施工管理技士」を勉強を完了させても、2級管工事施工管理技士の知識が記憶に定着していなければ何の意味もありません。
適度な記憶量と、日々の睡眠で2級管工事施工管理技士の知識を定着させる必要があります。
また脳科学的に集中できる勉強時間は45分とされております。そして仕事をしているとどうしても勉強時間を確保することが出来ませんので、私の場合休憩を入れながら一日1時間の勉強を心がけました。
結果、試験2ヶ月前から一日1時間勉強することで、余裕を持って2級管工事施工管理技士の勉強を完結させることができ独学合格することが出来ました。
2級管工事施工管理技士 学科試験のおススメ問題集
2級管工事施工管理技士 学科試験のおススメ問題集は、
地域開発研究所の「2級管工事施工管理技術検定試験問題解説集録版」です。
過去6年分の問題を網羅しており、1問ずつ丁寧な解説がされています。学科試験は「2級管工事施工管理技術検定試験問題解説集録版」だけやれば合格できます。
また「空調、給排水衛生」知識の底上げを行う為に、実施試験の参考書である
市ヶ谷出版社の「2級管工事施工管理技士 実地試験 実戦セミナー」も合わせて読んでおいた方いいでしょう。
学科試験が合格した後の実地試験のおススメ参考書として「2級管工事施工管理技士 実地試験 実戦セミナー」を紹介します。「空調、給排水衛生」については、実地試験時に勉強することなので、後々の勉強を事前に行う感覚で一緒に勉強してしまいましょう。
そうすることで「空調、給排水衛生」の知識の底上げが出来ることで、学科試験の合格が確実なものとなり、実地試験の勉強にもなっていると言う一石二鳥な勉強になります。
とは言え…過去問、参考書については、合う!合わない!が出ます。上記で紹介した問題集、参考書を、参考にして一度、大きな書店で実物を確認してから購入して頂きたいと思います。
2級管工事施工管理技士 実地試験を合格した独学勉強法
私が2級管工事施工管理技士の実地試験に合格した独学勉強方法は
「過去問をひたすら解く過去問暗記型勉強法」(学科試験と同じ)
と
「施工経験記述問題の例文暗記型勉強法」
になります。
この勉強方法は「空調」「給排水」の仕事に携わっている方には、邪道な勉強方法ではありますが…私の仕事は「空調」でも「給排水」でもないので実地試験に役立てられる実務知識がありませんので、頼るは「過去問」となってしまいます。
実地試験について、過去問と同じ問題が出題されるのは「問1:施工要領図」「問5: 法令」であり過去問を勉強することで対応が可能となります。
また「問2:空調設備の施工時の留意点」「問3:給排水設備の施工時の留意点」については、過去問を勉強していると万能解答が存在することに気が付きます。そんな万能解答を導き出すことで、部分点を取得することが可能となります。
「問4:バーチャート作成」について、作成手法さえ覚えてしまえばどのような問題が出て来ても対応可能となります。
「問6:施工経験記述」について、物件を施工するにあたり「品質管理・安全管理・工程管理」の3つのテーマの内2つのテーマについて出題されるので、事前に解答を準備することが可能ですので、施工経験記述対策は事前に準備した解答を丸暗記できるかにかかっています。
独学勉強ノート
事前に暗記することをまとめた「勉強ノート」を作成して勉強していました。
この「勉強ノート」を全て暗記することで合格することが出来ました。
もし実地試験勉強時に使用した「暗記ノート」が見てみたいという方、プレゼントします。
欲しい方は、LINE@に「2級管工事の暗記ノートが欲しい」とメッセージ下さいね。
2級管工事施工管理技士 実地試験の主要問題
2級管工事施工管理技士の実地試験は、
出題 | 出題項目 | 出題選択 |
問題1 | 施工要領図(正誤) | 必須 |
問題2 | 空調設備の施工 (留意点) | 選択 |
問題3 | 給排水設備の施工(留意点) | |
問題4 | バーチャート作成 | 選択 |
問題5 | 法令(穴埋め) | |
問題6 | 施工経験記述 | 必須 |
の項目で問題が出題されます。
問題1:施工要領図(正誤)
「施工要領図の正誤確認」「機材の使用場所・使用目的」が出題されます。過去問からの流用が多くなっているので、対策として過去問の勉強が重要となってきます。
問題2・3:空調設備、給排水設備の施工 (留意点)
「空調設備」「給排水設備」からの選択問題となっており、施工上の留意事項を4点記載する出題となっております。空調設備・給排水設備の施工管理をしている方にとっては、実務経験の知識がそのまま解答になります。
しかしそれ以外の施工管理をしている方にとっての対策は、過去問を解いていると万能解答が存在することに気が付きます。その万能解答を導き出すことが対策の鍵となります。
万能解答例:機器を据え付ける場合の留意点
- 機器周辺にメンテナンススペースを確保して据え付ける。
- 機器は、出来るだけ水平に据え付ける
などで機器は「多翼送風機」「パッケージ形空調調和機」「渦巻ポンプ」等どの機器でも使える解答になります。
問題4:バーチャート作成
バーチャート作成については、参考書でバーチャート作成方法を習得してしまえば、どのような問題が出ても対応でき満点が取得出来ます。
問題5:法令(穴埋め)
「労働安全衛生法」について、穴埋め問題が出題されます。過去問をやっていると解答パターンがあることに気が付きました。そんな解答パターンを暗記することで、対応が可能な問題となります。私は、この解答パターン(13パターン)を導き出したので「問題4:バーチャート作成」の対策を行っておりません。
問題6:施工経験記述
「品質管理」「安全管理」「工程管理」の3つのテーマに合った施工経験記述を作成し暗記することで対応は、可能となります。
実地試験の合格基準・合格率・難易度
2級管工事施工管理技士 実施試験の合格基準は、60%となります。
学科試験と違って、論述問題なので正解しているのか?部分点が何点貰えているのか?など全く分かりませんので合格できているかの判断は難しいです。
また合格率は、39.2%と3人に1人は合格しているのです。
学科試験より合格率が低いですが勉強方法は、明確ですのでしっかりと勉強し暗記するべき事項を覚えれば、決して難しい試験ではありません。
2級管工事施工管理技士 実地試験の勉強時間・期間
2級管工事施工管理技士 実地試験の勉強時間は、どの程度なのか?
学科試験のように明確な計算手法がありませんが…私は、学科試験とほぼ同じで
- 一日1時間の勉強
- 試験2ヶ月前から勉強スタート
と勉強時間を確保しました。
また学科試験の次に日に出る公表の解答で答え合わせをして合格出来ていることが分かった段階で「問題6:施工経験記述」で使う3つのテーマに合った施工経験記述を作成しております。この施工経験記述の作成時間については、上記の勉強時間に含めていません。
施工経験記述の作成時間については、それぞれの施工経験上の知識・こだわり・会社での協力体制等で変わってきてしまうので明確にお答えすることは出来ませんので、出来るだけ学科試験が合格していることが分かった段階で準備を進めていった方がいいと思います。
2級管工事施工管理技士 実地試験のおススメ参考書
2級管工事施工管理技士 実地試験のおススメ参考書は、
学科試験でも、おススメした市ヶ谷出版社の「2級管工事施工管理技士 実地試験 実戦セミナー」です。
施工経験記述について、記述アドバイスがあること!施工経験記述例が豊富にあること!がおススメするポイントになります。どうしても施工経験記述対策が重要課題となりますので、施工経験記述に力を入れている参考書が良い評価となります。
とは言え…参考書については、合う!合わない!が出ます。上記で紹介した参考書を、参考にして一度、大きな書店で実物を確認してから購入して頂きたいと思います。
施工経験記述 作文作成代行サービス
「独学サポート事務局」
作文作成代行サービスとは、自身の持つ工事経験が少なく独学サポートコースで配信される「経験記述書き方のポイント」によってご自身の経験記述を作り上げる自信がない受講者、または作成してゆくには充分な時間と労力を持てない受講者のためのオプショナルサービスです。 「独学サポート事務局」の作文作成担当者が、ある程度受講者様の従事環境や(施工経験を実際に持つ方は)その工事体験をお聞き取りをさせていただき、合格に充分でかつ受講者に合わせたオリジナル記述文を作成いたします。受講者データに基づき作成担当者が作成させていただきますので参照してください。
費用は13,600円となります。
実務経験がなく会社から2級管工事施工管理技士を受験するように言われたけど…「施工経験記述」なんて書けないよ!って言う方が、藁にもすがる思いで見つけたサービスだと思います。
でもまず自身の会社で行っている管工事内容をイメージしながら一度施工経験記述を、作成して頂きたい。そしてその施工経験記述をベースに「作文作成代行サービス」を作成して貰った方が、完全お任せに施工経験記述を作成代行して貰うより身近な内容となり暗記もしやすく、試験当日すこし出題方法の変更があっても対応がききます。
そんな「独学サポート事務局」の“評判”と“体験談”を記載したので、もし使おうと考えている方は、一度ご覧になって下さい。
2級管工事施工管理技士 の教育機関
2級管工事施工管理技士の「資格の学校」「外部講習」「通信教育」について
「2級管工事施工管理技士 学科試験」で教育機関に通う必要なし!
資格の学校
施工管理資格の講習がある有名な資格の学校と言えば「総合資格学院」でしょう。
総合資格学院のカリキュラム完了者は、全国建設研修センターで公表されている2級管工事施工管理技士の合格率を大幅に上回る合格率である。
しっかりとした合格カリキュラムが組まれ、知識豊富な講師陣と「総合資格学院」に通えば合格出来る体制が備わっています。
講習費用が…
- 学科講座:240,000円+税
- 実地講座:60,000円+税
- 2級管工事施工管理総合セット:280,000円+税
と高額講習となっております。
もし会社で、教育機関に通う為の補助があるのであれば別であるが…2級管工事施工管理技士取得に際してコストパフォーマンスが非常に悪い!
私の弟が、ハウスメーカー最大手に転職する条件として「1級建築施工管理技士」があったので総合資格学院に通いました。「2級管工事施工管理技士」を取得することで人生の転機が訪れるのであれば28万円も安い買い物だと思いますが…そういった場面が「2級管工事施工管理技士」で訪れる可能性は低いのではないでしょうか。
- メリット:カリキュラムを通し合格までの体制が整っている。
- デメリット:費用が高額。学校のある場所に通う必要がある。
外部講習
会社負担で日本建設情報センターの「1級土木施工管理技士」受験準備講習会に参加したことがあります。
学科試験については、参考書で試験に出題される箇所を教えて説明してくれます。実地試験についても、学科試験と同じで参考書の試験に出題される箇所を教え説明してくれますが「施工経験記述問題」の添削を行ってくれます。
「学科・実地対応」の講習会費用が…
- 3日間コース(全18時間):44,000円(税込)
- 2日間コース(全13時間):39,000円(税込)
となっています。
参考書から勉強する方には、参考書の膨大な量から試験に関係しそうな場所をピンポイントで教えて貰え勉強効率が上がる。しかし私が推奨する「過去問暗記型勉強法」に参考書から勉強しないので関係ありません。
- メリット:参考書での勉強効率を上げられる。施工経験記述問題の添削。参考書・問題集が貰える。
- デメリット:勉強は、自己努力で行うことになる。
通信教育
会社負担で日本技能教育開発センターの「2級管工事施工管理技士」を受講したことがあります。
市販の参考書が送られて来て、4回のレポート提出、2テーマ分の施工経験記述の添削を行ってくれます。
「学科・実地対応」の通信教育費用が…
- 特別受講料:24,840円(税込)
- 一般受講料:27,000円(税込)
となっています。
市販の参考書を使っている時点で、独自性がありません。4回のレポート提出も、個人に委ねられてしまっています。
- メリット:参考書・問題集が貰える。
- デメリット:勉強は、自己努力で行うことになる。
2級管工事施工管理技士とは?
2級管工事施工管理技士は、建設業法第27条第1項に基づき管工事に従事する施工管理技術者の向上、技術水準の確保を図ることを目的とした国家資格です。
第二十七条 国土交通大臣は、施工技術の向上を図るため、建設業者の施工する建設工事に従事し又はしようとする者について、政令の定めるところにより、技術検定を行うことができる。
2、前項の検定は、学科試験及び実地試験によつて行う。
3、国土交通大臣は、第一項の検定に合格した者に、合格証明書を交付する。
4、合格証明書の交付を受けた者は、合格証明書を滅失し、又は損傷したときは、合格証明書の再交付を申請することができる。
5、第一項の検定に合格した者は、政令で定める称号を称することができる。
また建設業における
- 給排水・給湯設備工事
- 浄化槽工事
- 衛生設備工事
- 冷暖房設備工事
- 空調設備工事
- ダクト工事
- ガス配管工事
などの管工事の施工計画・工程管理・品質管理・安全管理の業務を行う。
また2級管工事施工管理技士は、建設業法における「一般建設業の営業所の専任技術者」「工事現場における主任技術者」になれます。
2級管工事施工管理技士 受験資格
2級管工事施工管理技士を受験するには条件があります。誰でも受験可能な門扉が開かれた国家資格ではありません。
しかし建設業法施行令の一部を改正する政令 ( 平成27年12月16日政令第420号 )で
建設工事に従事する技術者の高齢化の進行と若手入職者の減少が著しい現状において、将来にわたって継続的な適正な施工を確保する観点から、技術者の資質向上及び担い手確保に向けた強く求められる。
と言うことで平成28年度から2級管工事施工管理技士が取得しやすく受験要件・試験回数などが緩和されることになりました。
学科試験 受験資格
学科試験に関しては、上記の政令を受け平成28年度から
- 受験年度中(4/1~3/31)における年齢が17歳以上
と年齢だけが受験資格となり、最短では高校3年生で受験することが可能となりました。
学科試験の免除有効期限
学科試験に係る合格発表の日の属する年度の初日から起算して 12年以内で連続する2回(実地試験を受験する日の属する年度の初日から起算して2年以内)の学科試験が免除
と言うことで、学科試験を合格したら12年以内に学科試験を受験する必要があります。
就職活動における学科試験合格
平成28年度より、2級管工事施工管理技士の学科試験の受験要件がかなり緩和されるようになり、学生でも学科試験が受験可能となりました。
これは建設業界に就職を考えている学生は、チャンスであり履歴書に「2級管工事施工管理技士 学科試験 合格」と記載すればアピールポイントになること間違えなし!
実地試験 受験資格
学科試験の受験要件が緩和された言っても、最終的に「2級管工事施工管理技士」の称号を得るには実地試験に合格する必要があり…実地試験の受験要件は、変わらず緩和されておりません。
- 学科試験に合格していること
- 下記表の管工事の実務経験年数を有していること
最終学歴 | 管工事施工管理に関する必要な実務経験年数 | |
指定学科 | 指定学科以外 | |
大学卒業 | 卒業後 1年以上 | 卒業後 1年6ヶ月以上 |
短期大学卒業 | 卒業後 2年以上 | 卒業後 3年以上 |
高等学校卒業 | 卒業後 3年以上 | 卒業後 4年6ヶ月以上 |
最終学歴問わず | 8年以上の実務経験年数 |
となっております。
よって学生の内に「学科試験」に合格をしておいて、指定学科大学卒業後建設会社に就職し施工管理の実務経験を積めば2年目には「実施試験」が受験可能となり2級管工事施工管理技士になれます。
実務経験年数とは?
「実務経験」とは、管工事の施工に直接的に関わる技術上のすべての職務経験をいい、具体的には下記に関するものをいいます。
- 受注者(請負人)として施工を指揮・監督した経験(施工図の作成や、補助者としての経験も含む。)
- 発注者側における現場監督技術者等(補助者も含む)としての経験
- 設計者等による工事監理の経験(補助者としての経験も含む。)
「実務経験」として認められない
- 施工に直接的に関わらない「 設計・積算、保守・点検、保安、営業、事務の業務」
- 工程管理、品質管理、安全管理等を含まない単純な労務作業等(雑務業務)
- 公道下等の上水道・下水道の配管工事(=土木工事であり、管工事でない)
- プラント、工場などでの配管工事
- 電気、電話、通信等の配管工事
については、配管工事が伴いますが管工事として認識されませんので「管工事施工管理技士」としての実務経験にカウントされませんので注意下さい。
まとめ
2級管工事施工管理技士は、管工事の施工管理者を職とする方にとって必須資格です。
受験資格を取得した際は、上司から「2級管工事施工管理技士」の取得を促されると思いますが自発的に受験すると報告してみて下さい。上司からの評価が変わってくると思います。
また当ブログでは、効率的に「2級管工事施工管理技士」を合格できるように「合格マニュアル」で体系的に情報を配信していきますので参考にして下さい。