2級管工事施工管理技士「実地試験」に合格する勉強方法を紹介します。
2級管工事施工管理技士の出題概要
2級管工事施工管理技士の実地試験の「出題概要」知識を知ってから勉強するのと!知らないで勉強するのでは、勉強効率に差が出るので一度勉強する前に確認しておきましょう。
合格基準
合格基準は、60%の正答率となります。
実地試験 出題概要
2級管工事施工管理技士の実地試験は、全部で6問あり選択解答するのは4問となります。
下記表は、2級管工事施工管理技士の実地試験の出題項目となります。配点に関しては、公表されていないので、各種サイトの情報をもとに予想した配点となっています。
出題 | 出題項目 | 出題選択 | 配点 |
問題1 | 施工要領図(正誤) | 必須 | 20点 |
問題2 | 空調設備の施工 (留意点) | 選択 | 20点 |
問題3 | 給排水設備の施工(留意点) | ||
問題4 | バーチャート作成 | 選択 | 20点 |
問題5 | 法令(穴埋め) | ||
問題6 | 施工経験記述 | 必須 | 40点 |
出題項目の中で、特に重要なのが「施工経験記述」となります。
- 出題課題が予想できるので、解答を事前に準備できる。
- 配点が高い
実地試験については、試験の事前準備が多く勉強に取り掛かるまでが大変となります。
2級管工事施工管理技士 勉強時間
2級管工事施工管理技士の勉強時間は、「個人能力」「ベースとなる知識」等個人差がありますので目安として考えて下さい。
1日1時間の勉強時間で、2ヶ月間勉強すれば合格できる知識が得られるでしょう。
はじめの2週間で施工経験記述の解答を準備し、残りは勉強し暗記する時間に費やします。
2級管工事施工管理技士の具体的な勉強方法
2級管工事施工管理技士の勉強方法は、
- 施工経験記述の「作成」及び「暗記」
- 過去問の反復勉強
となります。
問題1:施工要領図(正誤):必須問題
「施工要領図の正誤確認」「機材の使用場所・使用目的」が出題されますので、『過去問』の反復勉強が効果的です。
問題2・3:空調設備、給排水設備の施工 (留意点):選択問題
「空調設備」か「給排水設備」を選択する問題です。こちらについても『過去問』の反復勉強が効果的です。
留意点の問題は、解答が考え方次第で多数あります。どれだけ過去問を解いた際、留意点を導き出せるかが鍵となります。
また過去問を解いていると万能解答が存在することに気が付きます。その万能解答を導き出すことが対策の鍵となります。
万能解答例:機器を据え付ける場合の留意点
- 機器周辺にメンテナンススペースを確保して据え付ける。
- 機器は、出来るだけ水平に据え付ける
などで機器は「多翼送風機」「パッケージ形空調調和機」「渦巻ポンプ」等どの機器でも使える解答になります。
問題4:バーチャート作成:選択問題
「バーチャート作成」の出題は、参考書・過去問で作成方法を覚えてしまえば、どんな問題が出題されても解答することが出来るようになります。
問題5:法令(穴埋め)
「労働安全衛生法」について、穴埋め問題が出題されます。
過去問を分析すると、出題パターンが「13パターン」存在することが分かります。この13の数値・文言を暗記してしまえば、高得点が狙えるので勉強効率の良い問題と私は考えております。
※ガッツリ勉強して「バーチャート」で満点を狙うより、少し勉強して「法令」で高得点を狙い、他の問題の知識の底上げを図った方がトータル点数は高くなると思います。
問題6:施工経験記述
「品質管理」「安全管理」「工程管理」の3つのテーマに合った施工経験記述を作成し暗記しましょう。
Shino40の独学勉強方法
事前に暗記することをまとめた「勉強ノート」を作成して勉強していました。
この「勉強ノート」を全て暗記することで合格することが出来ました。
※平成28年度の受験対策用に作成した「勉強ノート」なので、若干今の出題傾向に合わない所もありますので参考程度に利用下さい。
オススメの勉強教材
2級管工事施工管理技士の勉強方法は、『施工経験記述を作成・暗記』し『過去問を解く』ことが重要となります。
施工経験記述の記載方法など、作例が載っている市ヶ谷出版社の「2級管工事施工管理技士 実地試験 実戦セミナー」がおススメ教材となります。
最後まで諦めないで勉強し、合格を掴みとって下さい。