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H24年度2級管工事施工管理技士 過去問題と解説【学科試験】

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平成24年度 2級管工事施工管理技士【学科試験】の問題と解答・解説をしたいと思います。

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2級管工事施工管理技士 過去問【平成24年度】

2級管工事施工管理技士の学科試験問題は、下記の出題項目に基いて出題されます。

出 題出 題 項 目出 題 選 択
No,1~6問一般基礎、電気・建築6問中6問解答(必須)
No,7~23問空調、給排水衛生17問中9問解答(選択)
No,24~28問機器材料、設計図書5問中5問解答(必須)
No,29~42問施工管理14問中12問解答(選択)
No,43~52問関連法規10問中8問解答(選択)

No,01~06問 一般基礎、電気・建築

問題番号No,1からNo,6までの6問題は必須問題です。全問題を解答してください。

【No,1】湿り空気に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 飽和湿り空気の乾球温度と湿球温度は等しい。
  2. 飽和湿り空気の相対湿度は100%である。
  3. 絶対湿度は、湿り空気中に含まれる乾き空気1Kgに対する水蒸気の質量を示す。
  4. 湿り空気を加熱すると、絶対湿度は下がる。
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解答(4)
解説:湿り空気を加熱しても、絶対湿度は変化しない

【No,2】水に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. pHは、水素イオン濃度の大小を示す指標である。
  2. BODは、水中に含まれる浮遊物質の量を示す指標である。
  3. DOは、水中に溶けている酸素の量である。
  4. マグネシウムイオンの多い水は、硬度が高い。
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解答(2)
解説:BODは、水中に含まれる「有機物質の指数」である。浮遊物質の量を示す指数は、「SS」である。

【No,3】流体に関する用語の組合せのうち、最も関係の少ないものはどれか。

  1. 表面張力-----レイノルズ数
  2. 圧力損失-----管摩擦係数
  3. 摩擦応力-----粘性係数
  4. 動圧-------速度エネルギー
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解答(1)
解説:レイノルズ数は、「慣性力」と「粘性力」の比で、層流・乱流の判定値となる。

【No,4】熱に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 熱は低温の物体から高温の物体へは、自然には伝わらない。
  2. 固体が直接気体に変化することを、昇華という。
  3. 物体の温度を1K上げるのに必要な熱量を、熱容量という。
  4. 0℃の氷が0℃の水になるために必要な熱は、顕熱である。
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解答(4)
解説:固体から液体・液体から気体と状態の変化に使われる熱は「潜熱」である。「顕熱」は、物体の温度を上げるために使われる熱である。

【No,5】電気設備に関する用語の組合せのうち、関係のないものはどれか。

  1. 電磁接触器------電路の開閉
  2. 配線用遮断器-----短絡保護
  3. 漏電遮断器------感電防止
  4. 進相コンデンサー---欠相保護
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解答(4)
解説:進相コンデンサーは、力率を改善させるために設置するので、欠相保護とは関係ない。

【No,6】コンクリート工事に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 打込み後、硬化中のコンクリートに振動を加えると密実となり、締固め効果が上がる。
  2. 冬期の打込み後のコンクリートは、凍結を防ぐために保温養生を行う。
  3. 十分に湿気を与えて養生した場合のコンクリートの強度は、材齢とともに増進する性状がある。
  4. 夏期の打込み後のコンクリートは、急激な乾燥を防ぐために湿潤養生を行う。
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解答(1)
解説:硬化中のコンクリートに振動を加えると、ひび割れが発生する。

No,07~23問 空調、給排水衛生

問題番号No,7からNo,23までの17問題のうちから9問題を選択し、解答してください。

【No,7】図に示す定風量単一ダクト方式における湿り空気線図に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 図は、冷房時の状態変化を示したものである。
  2. 導入外気の状態点は、②である。
  3. 室内空気の状態点は、③である。
  4. 空気調和機出口空気の状態点は、④である。
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解答(3)
解説:①室内空気の状態点、②導入外気の状態点、③冷却器入口空気の状態点、④空気調和機出口空気の状態点 となる。

【No,8】空気調和方式に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 定風量単一ダクト方式は、送風量を一定にして送風温度を変化させる。
  2. 変風量単一ダクト方式は、定風量単一ダクト方式に比べて、空気搬送動力の節減を図ることができる。
  3. 定風量単一ダクト方式は、ダクト併用ファンコイルユニット方式に比べて、一般に、送風量が少なくなる。
  4. 変風量単一ダクト方式は、一般に、室内の負荷変動に対し、送風量を変化させる。
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解答(3)
解説:定風量単一ダクト方式は、空気を用い熱を送っているので送風量が多くなる

【No,9】空気調和の熱負荷計算に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 全熱負荷に対する顕熱負荷の割合を顕熱比(SHF)という。
  2. 日射負荷には、顕熱と潜熱がある。
  3. 暖房負荷計算では、一般に、日射負荷は考慮しない。
  4. 冷房負荷計算では、人体や事務機器からの負荷を室内負荷として考慮する。
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解答(2)
解説:日射負担には「顕熱のみ」がある。

【No,10】暖房に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 温水暖房は温水の顕熱を利用し、蒸気暖房は主に蒸気の潜熱を利用する。
  2. 温水暖房は、蒸気暖房に比べて室内の負荷に応じた制御が容易である。
  3. 蒸気暖房は、温水暖房に比べて、一般に、配管径が大きくなる。
  4. 蒸気暖房は、温水暖房に比べてウォーミングアップの時間が短い。
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解答(3)
解説:蒸気は、温水より温度が高いので、配管径を小さく出来る

【No,11】パッケージ形空気調和機に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. ヒートポンプ方式には、空気熱源ヒートポンプ方式と水熱源ヒートポンプ方式がある。
  2. ヒートポンプ方式では、屋外機を屋内機より高い位置に設置することはできない。
  3. ガスエンジンヒートポンプ方式は、圧縮機の駆動機としてガスエンジンを使用するものである。
  4. ヒートポンプ方式のマルチパッケージ形空気調和機には、1台の屋外機に接続された個々の屋内機ごとに冷房運転又は暖房運転が選択できる方式がある。
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解答(2)
解説:屋外機と屋内機は、設置位置の高低差に制限があるものの、屋外機を屋内機より低い位置に設置する必要はない。屋外機は、屋内機の上部50mの高低差が限度となる。

【No,12】換気に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 浮力を利用する自然換気の場合、冬期は室内温度と外気温度の差が大きいので、夏期より換気量が少ない。
  2. 厨房の換気には、第1種機械換気を採用した。
  3. 第2種機械換気は、給気機により空気を室内に送るので、室内は正圧になる。
  4. 便所などの臭気を発生する部屋には、第3種機械換気を採用した。
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解答(1)
解説:浮力を利用する自然換気は、空気の温度差を利用するので、冬期の方が室内温度と外気温度の差が大きいので換気量が多くなる

【No,13】図に示すような室を換気扇で換気する場合、給気口の最小寸法として、適当なものはどれか。ただし、換気扇の風量は360m3/h、給気口の有効開口面風速は2m/s、給気口の有効開口率は40%とする。

  1. 250mm × 250mm
  2. 300mm × 250mm
  3. 400mm × 250mm
  4. 500mm × 250mm
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解答(4)
解説:公式は【排気風量/(3,600×有効開口面風量×有効開口率)】
360/(3,600×2×0.4)=0.125 m2=125,000 mm2=500 mm×250 mmとなる。

【No,14】排煙設備の目的に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

ただし、本設備は「建築基準法」上の「特殊な構造」によらないものとする。

  1. 爆発的な火災の拡大による他区画への延焼を防止することができる。
  2. 機械排煙設備の作動中は、室内が負圧になるため、煙の流出を抑えることができる。
  3. 消防隊による救出活動及び消火活動を容易にすることができる。
  4. 避難経路の安全を確保し、避難活動を容易にすることができる。
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解答(1)
解説:排気設備は、爆発的な火災の拡大を防止するものではない!

【No,15】上水道の配水管及び給水装置に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 道路に埋設する配水管は、原則として、緑色の胴巻テープなどの使用により、識別を明らかにする。
  2. 硬質ポリ塩化ビニル管に分水栓を取り付ける場合は、配水管折損防止のため、サドルを使用する。
  3. 水道事業者は、給水装置のうち、配水管の分岐から水道メータまでの材料、工法などについて指定できる。
  4. 水道事業者は、給水装置が水道事業者又は指定給水装置工事事業者が施工したものであることを供給条件とすることができる。
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解答(1)
解説:道路に埋設する配水管は、塩化ビニルテープで、色が青、文字が白、幅3cmを使用して、管の識別を行っている。

【No,16】下水道に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 生活に起因する廃水や雨水は、下水である。
  2. 敷地内において、分流式の雨水管と汚水管が並行する場合、原則として、汚水管を建物側とする。
  3. 下水道本管に取付管を接続する場合は、本管と鋭角に管底接続する。
  4. 硬質ポリ塩化ビニル管などの管きょの基礎は、原則として、自由支承の砂又は砕石基礎とする。
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解答(3)
解説:取付管は、本管に対して60度または90度で接続する

【No,17】給水設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 洗面器の吐水口空間とは、付属の水栓の吐水口端とオーバフロー口との鉛直距離をいう。
  2. 給水管に設置するエアチャンバは、ウォータハンマ防止のために設置する。
  3. 大気圧式バキュームブレーカは、大便器洗浄弁などと組み合わせて使用される。
  4. 飲料用給水タンクの上部には、原則として、空気調和用などの用途の配管を設けない。
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解答(1)
解説:吐水口空間とは「給水栓または給水管の吐水口端とあふれ緑との垂直距離」を言う。

【No,18】給湯設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. シャワー用水栓は、熱傷の危険を避けるため、一般に、サーモスタット付き湯水混合水栓を使用する。
  2. 中央式給湯用の循環ポンプは、一般に、貯湯タンクの出口側の給湯管に設ける。
  3. 中央式給湯管系の膨張タンクは、水の膨張により装置内の圧力を異常に上昇させないために設ける。
  4. 先止式ガス瞬間湯沸器の給湯管には、逃がし弁を設置する必要はない。
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解答(2)
解説:中央式給湯用の循環ポンプは、強制循環させるため「貯湯タンクの入口側」に設ける。

【No,19】通気管に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 伸頂通気管は、排水立て管の最上部をさらに立ち上げ、通気管として使用する部分をいう。
  2. 通気立て管の下部は、最低位の排水横枝管より下部で排水立て管に接続するか、又は排水横主管に接続する。
  3. 通気管は、横走りする排水管の側面から水平に取り出す。
  4. 排水管から取り出した通気管どうしを床下で接続してはならない。
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解答(3)
解説:通気管は、横走りする排水管断面の垂直中心線の上部から45度以内の角度で取り出す

【No,20】排水設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 排水管の管径決定法として、器具排水負荷単位法がある。
  2. 大便器を接続する排水横枝管の管径を50mmとした。
  3. 雑排水用水中モータポンプの口径を50mmとした。
  4. 業務用厨房の排水系統には、グリース阻集器を設ける。
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解答(2)
解説:大便器を接続する排水横枝管の直径は、75mm以上としなければならない。

【No,21】屋内消火栓設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 1号消火栓は、防火対象物の階ごとに、その階の各部分からの水平距離が25m以下となるように設置する。
  2. 屋内消火栓箱には、ポンプによる加圧送水装置の停止用押しボタンを設置する。
  3. 屋内消火栓用ポンプの吸込側には、連成計を設置する。
  4. 屋内消火栓の開閉弁は、床面からの高さが1.5m以下の位置に設置する。
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解答(2)
解説:加圧送水装置は、直接操作でしか停止出来ない構造となっているので、制御盤に停止用押しボタンを設置する

【No,22】液化石油ガス(LPG)設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 液化石油ガスの一般家庭向け供給方式には、戸別供給方式と集団供給方式がある。
  2. 液化石油ガスのバルク供給方式は、工場や集合住宅などに用いられる。
  3. 液化石油ガス用のガス漏れ警報器の取付け高さは、床面から30cm以内としなければならない。
  4. 液化石油ガスの代表的な充填容器には、30kg及び60kg容器がある。
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解答(4)
解説:液化石油ガスの代表的な充填容器には、10Kg、20Kg、50Kg容器がある

【No,23】浄化槽に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 放流水に病原菌が含まれないようにするため、放流前に塩素消毒を行う。
  2. 浄化槽の構造方法を定める告示に示された処理対象人員が50人以下の処理方式には、散水ろ床方式などがある。
  3. 生物処理法の一つである嫌気性処理法では、有機物がメタンガスや二酸化炭素などに変化する。
  4. 飲食店の浄化槽で、油脂類濃度が高い排水が流入する場合は、油脂分離槽などを設けて前処理を行う。
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解答(2)
解説:処理対象人員50人以下の場合、処理方法は「分離接触ばっ気方式」「嫌気ろ床接触ばっ気方式」「脱窒ろ床接触ばっ気方式」となる。「散水ろ床方式」は、処理対象人員501人以上の処理方法となる。

No,24~28問 機器材料、設計図書

問題番号No,24からNo,28までの5問題は必須問題です。全問題を解答してください。

【No,24】ガス湯沸器に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 元止め式湯沸器は、小型の瞬間湯沸器で、湯沸器付属の水栓を操作して給湯する機器である。
  2. 貯湯式湯沸器は、給水方式により水道直結式とシスターン式がある。
  3. 開放式湯沸器は、燃焼空気を屋内からとり、燃焼ガスを直接屋外に排出する機器である。
  4. 密閉式湯沸器は、燃焼空気を直接屋外からとり、燃焼ガスも直接屋外に排出する機器である。
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解答(3)
解説:開放式湯沸器は、燃焼空気を屋内からとり燃焼ガスを屋内に排出する機器である。

【No,25】保温材に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. ロックウール保温材は、耐火性に優れ、防火区画貫通部などにも使用される。
  2. ポリスチレンフォーム保温材は、蒸気管などに使用できない。
  3. ロックウール保温材、グラスウール保温材の種類は、密度によって区分されている。
  4. グラスウール保温材は、ポリスチレンフォーム保温材に比べて吸水性や透湿性が小さい。
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解答(4)
解説:ポリスチレンフォーム保温材は、吸水性・透湿性がほとんど無い

【No,26】配管材料に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 配管用炭素鋼鋼管には、亜鉛めっきを施した白管と、施していない黒管がある。
  2. 硬質ポリ塩化ビニル管には、設計圧力によりVU、VPなどがある。
  3. 銅管は、肉厚の小さい順から、K、L、Mタイプに分類される。
  4. 排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管は、原管が薄肉鋼管のため、接続にはMD継手などが使用される。
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解答(3)
解説:管厚の大きな順に、K、L、Mタイプに分類される。

【No,27】ダクト及びダクト付属品に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. シーリングディフューザ形吹出口は、気流分布が優れた吹出口である。
  2. 角形エルボに案内羽根(ガイドベーン)を入れると、圧力損失及び騒音値を減らすことができる。
  3. 亜鉛鉄板製の長方形ダクトと円形ダクトは、風量、断面積が同一であれば、摩擦損失も同じである。
  4. 長方形ダクトの空気の漏えい量を少なくするためには、フランジ部、はぜ部などにシールを施す。
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解答(3)
解説:長方形ダクトには、コーナー部があり空気の渦が発生するので摩擦損失が大きくなる

【No,28】設計図書に記載される機器の種類とその仕様として記載する項目の組合せのうち、関係のないものはどれか。

----(機器の種類)----------(記載する項目)

  1. ユニット形空気調和機--------有効加湿量
  2. ファンコイルユニット--------形番
  3. 遠心ポンプ-------------呼び番号
  4. 遠心送風機-------------防振材の種類
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解答(3)
解説:「呼び番号」は、送風機の大きさを示すものである。

No,29~42問 施工管理

問題番号No,29からNo,42までの14問題のうちから12問題を選択し、解答してください。

【No,29】施工図又は製作図に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 施工図は、設計図書に基づいて作成するが、機能や他工事との調整についても検討する。
  2. 施工図は、納まりの検討を必要とするが、表現の正確さや作業の効率についても検討する。
  3. 製作図は、仕様や性能について確認するが、搬入・据付けや保守点検の容易性も確認する。
  4. 製作図は、吹出口やダンパについては必要としないが、機器類については作成する。
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解答(4)
解説:作成図を必要とするものに、「機器類」「吹出口」「吸込口」「排煙口」「自動制御機器」「ダンパー類」などがある。

【No,30】図に示すネットワーク工程表のクリティカルパスにおける所要日数として、適当なものはどれか。

  1. 28日
  2. 31日
  3. 34日
  4. 37日
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解答(3)
解説:①-【12日】→③-【0日】→④-【7日】→⑤-【0日】→⑥-【8日】→⑦-【7日】→⑨ がクリティカルパスとなり「34日」となる。

【No,31】バーチャート工程表に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. ガントチャート工程表に比べて、各作業の所要日数と施工日程が分かりやすい。
  2. ネットワーク工程表に比べて、簡単に作成でき、重点管理作業が把握しやすい。
  3. 工程表の各工事細目の予定出来高から予定進度曲線が得られる。
  4. ネットワーク工程表に比べて、作業間の関連が明確でなく、各作業の工期に対する影響の度合いを把握しにくい。
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解答(2)
解説:ネットワーク工程表に比べて、一つの作業の流れが全体に及ぼす影響を把握できないので、重点管理作業が把握しにくい

【No,32】試験・検査に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. ボイラの安全弁の作動試験は、抜取検査を行う。
  2. 冷凍機と関連機器との連動試験は、全数検査を行う。
  3. 防火ダンパ用温度ヒューズの作動試験は、抜取検査を行う。
  4. 消火管の水圧試験は、全数検査を行う。
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解答(1)
解説:ボイラの安全弁は、不良品を見逃すと重大事故となるので「全数検査」を行う。

【No,33】工事現場の安全管理に関する記述のうち、「労働安全衛生法」 上、適当でないものはどれか。

  1. 高さが2mとなる作業床は、幅を30cmとし、床材間のすき間がないように設置した。
  2. 移動はしごは、幅を30cmとし、すべり止め装置を取付け、転位防止の措置を講じた。
  3. 回転する刃物を使用する作業は、手を巻き込むおそれがあるので、手袋の使用を禁止した。
  4. 作業中に接触し、感電の危険を生ずるおそれのある電気機械器具には、感電防止の絶縁覆い等を設け、その損傷の有無を毎月1回点検した。
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解答(1)
解説:高さが2mとなる作業床は、幅を40cmとし、床材間のすき間を3cm以下とする。

【No,34】機器の据付けに関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 冷凍機の保守点検のため、周囲に1m以上のスペースを確保する。
  2. 直だき吸収冷温水機は、据付け後に、工場出荷時の気密が保持されているか確認する。
  3. 床置形パッケージ形空気調和機の基礎の高さは、ドレン管の排水トラップの深さ(封水深)が確保できるように150mmとする。
  4. Vベルト駆動の送風機は、Vベルトの引張り側が上側になるように電動機を配置する。
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解答(4)
解説:Vベルト駆動の送風機は、Vベルトの引張り側が下側になるように電動機を配置する。

【No,35】機器の据付けに関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 建物内に設置する有効容量が所定の容量を超える飲料用受水タンクの上部と天井との距離は、100cm以上とする。
  2. 揚水ポンプの吐出し側には、ポンプに近い順に、防振継手、仕切弁、逆止め弁を取り付ける。
  3. 汚物タンクに設ける排水用水中ポンプは、点検、引上げに支障がないように点検用マンホールの真下の近くに設置する。
  4. 洗面器を軽量鉄骨ボード壁に取り付ける場合は、鉄板又はアングル加工材をあらかじめ取り付けた後、バックハンガーを所定の位置に固定する。
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解答(2)
解説:揚水ポンプの吐出し側には、ポンプに近い順に「防振継手」→「逆止め弁」→「仕切弁」を取り付ける。

【No,36】配管の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 塩化ビニルライニング鋼管の切断後、管端部の面取りを鉄部が露出するまで確実に実施した。
  2. 塩化ビニル管を接着(TS)接合する際に、受口及び差口に接着剤を均一に塗布した。
  3. 鋼管のねじ接合後、余ねじ部を油性塗料で防錆する際に、余ねじ部の切削油をふき取った。
  4. 鋼管の溶接接合は、開先加工を行い、ルート間隔を保持して、突合せ溶接で施工した。
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解答(1)
解説:塩化ビニルライニング鋼管の切断後は、管端部の面取りで鉄部を露出させてはいけない。鉄部からサビが発生し赤水の要因となるため。

【No,37】配管の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 温水管は、空気だまりができないように、開放式膨張タンクに向かって上り勾配にする。
  2. 銅管、ステンレス鋼管を鋼製金物で支持する場合は、ゴムなどの絶縁材を介して支持する。
  3. 単式伸縮管継手を取り付ける場合は、継手本体を固定し、両側にガイドを設ける。
  4. FRP製受水タンクに接続する給水管に、合成ゴム製のフレキシブルジョイントを設ける。
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解答(3)
解説:単式伸縮管継手は、継手本体を固定しないので、片側の継手近傍を固定し、もう片方のにはガイドを設ける。

【No,38】ダクトの施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 長方形ダクトの板厚は、ダクトの長辺の長さによって決定する。
  2. 防火区画と防火ダンパとの間の被覆しないダクトは、厚さ1.5mm以上の鋼板製とする。
  3. ダクトの断面を縮小するときは、30°以内の角度で縮小させる。
  4. アングルフランジ工法ダクトは、長辺が大きくなると、接合用フランジの最大取付間隔を大きくすることができる。
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解答(4)
解説:長辺が大きくなるとダクトのつぶれで空気漏れが発生するので、接合用フランジの最大取付間隔は小さくする必要がある。

【No,39】ダクトの施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 亜鉛鉄板製円形スパイラルダクトは、保温を施さない場合であっても、一般に、補強は不要である。
  2. 送風機の吐出し口直後でダクトを曲げる場合は、送風機の回転方向と逆の方向に曲げる。
  3. 共板フランジ工法ダクトのフランジは、ダクトの端部を折り曲げて成型したものである。
  4. 低圧ダクトに用いるコーナーボルト工法ダクトの板厚は、アングルフランジ工法ダクトと同じとしてもよい。
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解答(2)
解説:送風機の吐出し口直後でダクトを曲げる場合は、送風機の回転方向と同じ方向に曲げる

【No,40】保温・塗装に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. ロックウール保温材は、グラスウール保温材に比べて、使用できる最高温度が低い。
  2. 冷水管の保温施工では、透湿防止の目的でポリエチレンフィルムを補助材として使用する。
  3. アルミニウムペイントは、耐水性及び耐食性がよく、蒸気管や放熱器の塗装に使用される。
  4. 塗装は、乾燥しやすい場所で行い、溶剤による中毒を起こさないように十分な換気を行う。
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解答(1)
解説:「ロックウール保温材:400℃~650℃」と「グラスウール保温材:250℃~400℃」とロックウール保温材の方が最高温度が高い

【No,41】渦巻ポンプの試運転調整に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 定規などを用いて、カップリングの水平度を確認する。
  2. 瞬時運転を行い、回転方向を確認する。
  3. 吐出し側の弁を閉じた状態で起動し、電流計を確認しなら徐々に弁を開いて水量を調整する。
  4. グランドパッキン部からの漏水がないことを確認する。
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解答(4)
解説:グランドパッキンは、滴下程度の漏水があることを確認する。漏水出ないほどパッキンを締めると発熱して寿命が短くなってしまう。

【No,42】防食に関する文中、     内に当てはまる語句として、適当なものはどれか。

建築物に使用される鋼材は、鉄よりもイオン化傾向が大きい     で表面を被覆することにより腐食を防止している。

  1. 亜鉛
  2. ニッケル
  3. 錫(すず)
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解答(1)
解説:建築物に使用される鋼材は、鉄よりもイオン化傾向の大きい亜鉛で表面を被覆することにより腐蝕を防止している。

No,43~52問 関連法規

問題番号No,43からNo,52までの10問題のうちから8問題を選択し、解答してください。

【No,43】酸素欠乏危険作業に関する文中、     内に当てはまる、「労働安全衛生法」上に定められている語句と数値の組合せとして、正しいものはどれか。

事業者は、し尿を入れたことのあるタンクの内部での作業に労働者を従事させる場合は、その日の作業を開始する前に、当該作業場における空気中の  A  の濃度を測定しなければならない。また、事業者は、  A  の濃度の測定を行ったときは、そのつど、所定の事項を記録して、これを  B  年間保存しなければならない。

---(A)---------(B)

  1. 酸素----------1
  2. 酸素----------3
  3. 酸素及び硫化水素----1
  4. 酸素及び硫化水素----3
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解答(4)
解説:事業者は、し尿を入れたことのあるタンクの内部での作業に労働者を従事させる場合は、その日の作業を開始する前に、当該作業場における空気中の酸素及び硫化水素の濃度を測定しなければならない。また、事業者は、酸素及び硫化水素の濃度の測定を行ったときは、そのつど、所定の事項を記録して、これを3年間保存しなければならない。

【No,44】未成年の建設労働者に関する記述のうち、「労働基準法」上、誤っているものはどれか。

  1. 親権者又は後見人は、未成年者の賃金を代って受け取ってはならない。
  2. 親権者又は後見人は、未成年者に代って労働契約を締結することができる。
  3. 使用者は、満18才に満たない者について、その年齢を証明する戸籍証明書を事業場に備え付けなければならない。
  4. 使用者は、満18才に満たない者を、2人以上の者によって行うクレーンの玉掛けの業務における補助作業に就かせることができる。
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解答(2)
解説:労働基準法 第58条「親権者又は後見人は、未成年者に代って労働契約を締結してはならない。」と規定されている。

【No,45】建築の用語に関する記述のうち、「建築基準法」上、誤っているものはどれか。

  1. 共同住宅は、特殊建築物である。
  2. 屋内避難階段は、主要構造部である。
  3. 広告塔は、建築設備である。
  4. 執務のために継続的に使用される室は、居室である。
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解答(3)
解説:建築設備とは、「電気」「ガス」「給水」「排水」「換気」「暖房」「冷房」「消火」「排煙若しくは汚物処理の設備又は煙突」「昇降機」「避雷針」と規定されている。

【No,46】建築物の居室に設ける中央管理方式の空気調和設備において調整する対象として、「建築基準法」上、定められていないものはどれか。

  1. 温度
  2. 相対湿度
  3. 酸素の含有率
  4. 浮遊粉じんの量
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解答(3)
解説:調整する対象として「浮遊粉じんの量:空気1m3につき0.15mg以下」「一酸化炭素の含有量:10/100万以下」「炭酸ガスの含有量:1,000/100万以下」「温度:17度以上 28度以下」「相対湿度:40%以上 70%以下」「気流:1秒間に0.5m以下」となっている。

【No,47】建設工事の請負契約に関する記述のうち、「建設業法」上、誤っているものはどれか。ただし、電子情報処理組織を利用する方法その他の情報通信の技術を利用する方法によらないものとする。

  1. 請負人は、請負契約の履行に関し工事現場に主任技術者を置く場合においては、当該主任技術者の権限に関する事項等を、書面により注文者に通知しなければならない。
  2. 下請契約の当事者は、契約の締結に際して、工事内容、請負代金の額その他の事項を書面に記載し、署名又は記名押印をして相互に交付しなければならない。
  3. 注文者は、請負契約の締結後、自己の取引上の地位を不当に利用して、その注文した建設工事に使用する資材若しくは機械器具又はこれらの購入先を指定し、これらを請負人に購入させて、その利益を害してはならない。
  4. 注文者は、請負人に対して、建設工事の施工につき著しく不適当と認められる下請負人があるときは、その変更を請求することができる。ただし、あらかじめ注文者の書面による承諾を得て選定した下請負人については、この限りでない。
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解答(1)
解説:請負人は、請負契約の履行に関し工事現場に現場代理人を置く場合においては、当該現場代理人の権限に関する事項等を、書面により注文者に通知しなければならない。

【No,48】建設業者が請け負った管工事の当該工事現場に置かなければならない主任技術者として、「建設業法」上、その要件を満たしていない者はどれか。

  1. 管工事施工管理を種目とする2級の技術検定に合格した者
  2. 一級建築士の免許を受けた者
  3. 高等学校の建築学に関する学科を卒業後、管工事に関し5年以上実務の経験を有する者
  4. 管工事に関し10年以上実務の経験を有する者
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解答(2)
解説:「管工事業の主任技術者」として、一級建築士は含まれていない。

【No,49】次の消防用設備等のうち、「消防法」上、非常電源を附置することが定められていないものはどれか。

  1. スプリンクラー設備
  2. 屋内消火栓設備
  3. 泡消火設備
  4. 連結散水設備
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解答(4)
解説:連結散水設備に、非常電源を附置することは規定されていない。連結散水栓は、給水の圧力で作動するので電源は必要ないため。

【No,50】環境保全に関する法律と測定項目の組合せのうち、その法律に定められていないものはどれか。

--(環境保全に関する法律)---------------(測定項目)

  1. 浄化槽法--------------------生物化学的酸素要求量
  2. 大気汚染防止法-----------------いおう酸化物
  3. 建築物における衛生的環境の確保に関する法律--一酸化炭素
  4. 水質汚濁防止法-----------------溶存酸素量
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解答(4)
解説:水質汚濁防止法に、排水に係る汚染状態を測定する規定があるが、「溶存酸素量(DO)」は、水質の汚濁を示す指標ではない。

【No,51】次の建築設備のうち、「エネルギーの使用の合理化に関する法律」上、エネルギーの効率的利用のための措置を実施することが定められていないものはどれか。

  1. 機械換気設備
  2. ガス設備
  3. 照明設備
  4. 昇降機
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解答(2)
解説:エネルギーの使用の合理化に関する法律に「ガス設備」は規定されてない

【No,52】建設工事に伴って生じる廃棄物に関する記述のうち、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」上、誤っているものはどれか。

  1. 建築物の改築に伴って生じる紙くず、木くず類は、一般廃棄物として処理することができる。
  2. 産業廃棄物を排出した事業者は、その産業廃棄物を自ら処理しなければならない。
  3. 一般廃棄物とは、産業廃棄物以外の廃棄物のことである。
  4. 産業廃棄物管理票(マニフェスト)は、産業廃棄物の種類ごとに交付しなければならない。
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解答(1)
解説:建設業に伴って発生する「紙くず」「木くず」は、産業廃棄物と規定されている。

…とここまでで平成24年度2級管工事施工管理技士【学科試験】の問題と解答・解説となります。

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まだ数問分しか記事としては完成しておりませんが、同種の問題を分析し過去問を掲載していますので参考にしてみて下さい。同種の問題を続けて勉強することで、理解度の深化が図れます。

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年度毎に過去問を使うのは、理解度チェックする時がおススメです。