2級管工事施工管理技士を独学で受験する方にとって、どのように勉強していけばいいのか悩みどどころですよね。そこで…
2級管工事施工管理技士”学科試験“の「勉強方法」を紹介。
この勉強方法は「2級管工事施工管理技士」のみならず…「1級管工事施工管理技士」「1級建築施工管理技士」「1級土木施工管理技士」にも通じる勉強方法で全ての資格で1発合格できています。
2級管工事施工管理技士の勉強方法
2級管工事施工管理技士「学科試験」の勉強方法は、よく言われ続けていますが、
過去問をひたすら解く「過去問暗記型勉強法」に尽きてしまいます。
2級管工事施工管理技士の過去問を勉強していると、ほぼ同じ問題が何度も何問も出題されていることに気付きます。また過去問をメインで勉強することで、実践的な勉強となり試験合格に必要な知識が効率的に得ることが可能となります。
過去問題を勉強するボリュームとしては、過去問題10年分を3往復もすれば暗記も進んで合格出来るでしょう。合格を確実にするには、過去問を4往復・5往復繰り返し実施して2級管工事施工管理技士の試験知識を記憶に定着させることです。
具体的な勉強方法
「過去問暗記型勉強法」の具体的な勉強方法について
- 問題文と選択肢をよく読み
- 解答を確認
- 解説を読む
を頻度よく反復的に勉強するだけで管工事の知識が暗記されてきます。
反復的な勉強
2級管工事施工管理技士は、8割以上「適当でないものはどれか。」と間違っていることを問われる問題となります。よって四肢択一では「3つの正しいこと」と「1つの間違ったこと」が選択肢として出題されます。
ですから
- 3つの正しい選択肢の知識
- 1つの間違った選択肢の傾向と正しい知識
を暗記することを心掛けて勉強して下さい。
具体例
「平成30年度2級管工事施工管理技士学科試験」のNo,4の問題を例に勉強のポイント
【No,4】熱に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 固体が直接気体になる相変化を昇華という。
- 単位質量の物体の温度を1℃ 上げるのに必要な熱量を比熱という。
- 気体では、定容比熱より定圧比熱のほうが大きい。
- 温度変化を伴わずに、物体の相変化のみに消費される熱を顕熱という。
解答(4)解説:温度変化を伴わず、物体の相変化のみに消費される熱は「潜熱」という。「顕熱」とは、物体の温度を上げるために使われる熱のことをいう。
ここで勉強するポイントは
- 「昇華」とは、固体が直接気体になる相変化
- 「比熱」とは、単位質量の物体の温度を1℃ 上げるのに必要な熱量
- 気体では、「定容比熱」より「定圧比熱」のほうが大きい
- 「潜熱」とは、温度変化を伴わず、物体の相変化のみに消費される熱
- 「顕熱」とは、物体の温度を上げるために使われる熱
を勉強し暗記することです。
頻度よく勉強
勉強するのは、勉強時間を多く取れる時の他に「スキマ時間」を使い勉強しましょう。
勉強したことを記憶に定着させるには、スキマ時間を使い頻度よく勉強することが大事です。
具体例
「2級管工事施工管理技士 勉強時間」で1問に費やす時間を測定しますが、1分も掛りません。少し時間が出来たら過去問を確認する習慣をつけましょう。
- トイレに行った時
- 一服する時
- 車を発進させる前
自分の中で「○○○の時に、過去問1問勉強する!」と言う勉強ルーチンを明確化することがおススメです。
勉強する順番
過去問の反復勉強をする時、できたら同じような問題を続けて勉強しましょう。
過去問を勉強する時、テキストなど年度毎に記載されているので1から順に勉強しがちですが、同じような問題を続けて勉強した方が、出題傾向も分かり暗記するべき項目も絞られるので効率的に勉強ができます。
具体例
2級管工事施工管理技士のNo,4は「熱に関する問題」が出題されます。その「熱に関する問題」を続けて勉強しましょう。
そうすることでNo,4「熱」に関する受験対策は、完了することになります。
勉強ツール
2級管工事施工管理技士の勉強ツールに求められるのは「情報の精度」となります。
そこでメインとして使う勉強ツールは「テキスト・問題集」となります。出版されるまでに何度も校閲がされ間違えがない状態となる「テキスト・問題集」は、情報の精度が高い状態と言えるでしょう。
そして「スマホアプリ」や「ブログ」「動画」などプラスαの勉強ツールを使うことで、より効率的な勉強が可能となります。
具体例
メインとして使う勉強ツールの「テキスト・問題集」ですが、地域開発研究所の「2級管工事施工管理技術検定試験問題解説集録版」がおススメです。
>>>2級管工事施工管理技士 おススメのテキスト・問題集を紹介
その他、勉強効率を上げるプラスαの勉強ツールとして
- Android用アプリ:2級管工事施工ケイタイもん(有料版)
- iOS用アプリ:2級管工事施工ケイタイもん
- YouTube:2019年度 2級管工事施工管理技術検定学科試験受験対策講義【分野別スーパーポイント解説講義】
- 当ブログ:[無料]2級管工事施工管理技士【過去問PDF】13年分
など自分に合った勉強ツールを探してみて下さい。
2級管工事施工管理技士の出題概要
勉強する前に2級管工事施工管理技士の「出題概要」の知識を入れておきましょう。出題概要を分かって勉強する!のと 知らないで勉強する!のでは、勉強効率に差が出てきます。
合格基準
合格基準は、60%の正答率となります。
学科試験 出題概要
2級管工事施工管理技士の学科試験は、全部で52問あり選択解答するのは40問となります。そして合格するには24問の正解が必要となります。
下記表は、2級管工事施工管理技士の学科試験の出題項目となります。
出題 | 出題項目 | 出題選択 |
問題No,1~6問 | 一般基礎、電気・建築 | 6問中6問解答(必須) |
問題No,7~23問 | 空調、給排水衛生 | 17問中9問解答(選択) |
問題No,24~28問 | 機器材料、設計図書 | 5問中5問解答(必須) |
問題No,29~42問 | 施工管理 | 14問中12問解答(選択) |
問題No,43~52問 | 関連法規 | 10問中8問解答(選択) |
出題項目の中で、特に重要なのが「空調、給排水衛生」「施工管理」「関係法規」となります。
- 選択解答数が多く、勉強効率が高い
- 実施試験にも関連項目が出題される
勉強を確実におこない80%以上の正解をとって、実地試験につなげる勉強を心がけましょう。
2級管工事施工管理技士 勉強時間
2級管工事施工管理技士の勉強時間は、「個人能力」「ベースとなる知識」等個人差がありますので目安として考えて下さい。
1日1時間の勉強時間で、1ヶ月間勉強『30時間』すれば合格できる知識が得られるでしょう。
合格できるかもしれない勉強時間
勉強期間がとれなく試験ギリギリで勉強を始めたとして
- 1問にかかる時間:1分
- 過去問5年分を3往復(52問×5年×3回=780問)
- 記憶の定着
を考える1日2時間の勉強時間で、1週間勉強すれば合格圏内には入ることが出来ると思いますが、出来ることならしっかりと1日1時間1ヶ月前から勉強をスタートさせましょう。
まとめ
2級管工事施工管理技士「学科試験」の勉強方法は、よく言われ続けていますが、
過去問をひたすら解く「過去問暗記型勉強法」に尽きてしまいます。
あとはどれだけ効率よく暗記できるかが合否の要となり、勉強の仕方!勉強ツール!などを工夫することが重要となります。