2級管工事で出題率の高い労基法の「休日・労働時間」について解答に役立ポイントをレクチャー!
過去問を分析すると「3つ」のことを覚えれば解答が可能です。
- 労働基準法の休日の取得回数
- 有給を付与する条件・日数
- 労働時間の設定方法
- 裏付けとなる労働基準法
もくじ
労働基準法 第32条・第35条・第39条が出題!
2級管工事施工管理技士の労働基準法「休日・労働時間」の問題は
- 4週間に「4日」休日を与える
- 入社してから6ヶ月勤めたら「10日間」の有給休暇が貰える
- 労働時間は、1週間に「40時間」以下とする
って覚えれば大丈夫!
【4週4休】労働基準法 第35条 休日
2級管工事の試験については『4週4休』って覚えていればOK
その裏付けは「労働基準法 第35条(休日)」になります。
使用者は、労働者に対して、毎週少くとも1回の休日を与えなければならない。ただし4週間を通じ4日以上の休日を与える使用者については、この限りではない。
【6ヶ月で10日間】労働基準法 第39条 年次有給休暇
有給休暇についても『6ヶ月で10日間』って覚えておけば解答することで可能
これは「労働基準法 第39条(年次有給休暇)」
使用者は、雇入れの日から起算して6箇月間継続勤務した労働者に対して、10労働日の有給休暇を与える。
【1週間で40時間】労働基準法 第32条 労働時間
労働時間は『1週間で40時間』と覚えましょう。
労働基準法の裏付け条文は「労働基準法 第32条(労働時間)」です。
使用者は、労働者に休憩時間を除き1週間について40時間を超えて労働させてはならない。使用者は、1週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き1日について8時間を超えて労働させてはならない。
労基法の条文まで暗記する必要はないけど、知識の深度を深めるのに労基法の条文を一回ぐらい読んでおいた方がいいね。
“労働基準法の休日”に関する過去問題
2級管工事施工管理技士 学科試験の『労働基準法の休日・労働時間』に関する過去問を確認して行きましょう。
- No,44に出題
- 穴あき問題形式で出題
- 出題確率50%と高確率で出題
平成30年度後期
【No,44】労働時間と年次有給休暇に関する文中、 内に当てはまる「労働基準法」上に定められた数値の組合せとして、正しいものはどれか。
ただし、労働組合等との協定等による別の定めがある場合を除く。
使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について A 時間を超えて労働させてはならない。
また、使用者は、その雇入の日から起算して6箇月間継続勤務し全労働日の8割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した B 労働日の有給休暇を与えなければならない。
--(A)----(B)
- 35-----7
- 35-----10
- 40-----7
- 40-----10
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解答(4)
解説:説明した通りに出題されています。!労働時間は「1週間で40時間」。有給休暇付与は「6箇月で10日間」ですよ。
平成28年度
【No,44】休日及び有給休暇に関する文中、 内に当てはまる「労働基準法」上に定められている数値の組合せとして、正しいものはどれか。
使用者は、労働者に対して、毎週少なくとも1回の休日を与えなければならない。ただし、4週間を通じ A 日以上の休日を与える使用者については、この限りではない。
また、使用者は、雇入れの日から起算して6箇月間継続勤務し、全労働日の8割以上出勤した労働者(一週間の所定労働時間が厚生労働省令で定める時間以上の者)に対して、継続し、又は分割した B 労働日の有給休暇を与えなければならない。
--(A)-----(B)
- 4-------5
- 4-------10
- 6-------5
- 6-------10
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解答(2)
解説:この問題も解説したまま出題されてます!休日は「4週4休」。有給休暇付与は「6箇月で10日間」です。
平成23年度
【No,44】建設業における休日及び労働時間に関する文中、 内に当てはまる、「労働基準法」上に定められている数値の組合せとして、正しいものはどれか。
使用者は、労働者に対して、毎週少なくとも1回の休日を与えなければならない。ただし、4週間を通じ A 日以上の休日を与える使用者については、この限りではない。また、使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について B 時間を超えて、労働させてはならない。
--(A)-----(B)
- 4-------40
- 4-------48
- 6-------40
- 6-------48
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解答(1)
解説:何度も言いますよ!休日は「4週4休」・労働時間は「1週間で40時間」となります。
平成21年度
【No,44】休日及び有給休暇に関する文中、 内に当てはまる、「労働基準法」上に定められている数値の組合せとして、正しいものはどれか。
使用者は、労働者に対して、毎週少くとも1回の休日を与えなければならない。ただし、4週間を通じ A 日以上の休日を与える使用者については、この限りではない。また、使用者は、雇入れの日から起算して6箇月間継続勤務し、全労働日の8割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した B 労働日の有給休暇を与えなければならない。
--(A)-----(B)
- 4-------7
- 4-------10
- 6-------7
- 6-------10
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解答(2)
解説:さすがに覚えて来たんじゃありませんか!?まず休日は「4週4休」。有給休暇付与は「6箇月で10日間」です。
平成20年度
【No,44】建設業における法定労働時間に関する文中、 内に当てはまる、「労働基準法第32条」に定められている数値の組合せとして、正しいものはどれか。
使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について A 時間を超えて、労働させてはならない。使用者は、1週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き1日について B 時間を超えて、労働させてはならない。
--(A)-----(B)
- 40-------8
- 40-------10
- 44-------8
- 44-------10
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解答(1)
解説:これは少し捻った問題となっています。労働時間は「1週間で40時間」…そして「1日8時間」と決めれています。一般的に週休二日制で1週間は、5日。1週間で40時間だと…1日で8時間労働となる訳です。
まとめ:労働基準法の「休日」は4週4休!
2級管工事施工管理技士の学科試験!『労働基準法』の「休日」「労働時間」に関する問題
- 4週間に「4日」休日を与える
- 入社してから6ヶ月勤めたら「10日間」の有給休暇が貰える
- 労働時間は、1週間に「40時間」以下とする
上記の3つを覚えていれば、労働基準法の問題に解答できちゃいます。
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