2級管工事施工管理技士とは
「2級管工事施工管理技士」は、施工管理士国家資格の1つです。
建設業における、空調設備工事、給排水衛生工事、浄化槽工事、ガス配管工事等の「管工事」で施工計画の作成・工程管理・品質管理・安全管理を行うことができる建設業法の「主任技術者」になれます。
また、経営事項審査の加点対象で2点の付与があります。
受験申込
2級管工事施工管理技士試験は、一般財団法人全国建設研修センターにより開催されます。
ホームページは「一般財団法人全国建設研修センター」になりますので必ず確認して下さい。
申込受付期間
「学科試験(前期試験)」:3月初旬から受験申込が始まります。
「学科・実地試験、学科試験(後期試験)」:7月中旬から受験申込が始まります。
よく申込期限間際になって、各種提出書類を準備される方がいます。
- 申込用紙の手配
- 卒業証明書
- 住民票
- 申込用紙の記入(実務経験年数を証明する物件等)
と学校・役所等に行かないと手に入らない書類、実務経験を記入するのに参考とする過去の物件資料を探す等、申込用紙を即日提出することは結構困難なので、事前に提出出来るように書類の手配を取っておくことをおススメします。
試験日・合格発表
「学科試験(前期試験)」
試験日:6月第1週の日曜日 / 合格発表:7月初旬
「学科試験(後期試験)」
試験日:11月第3週の日曜日 / 合格発表:翌年1月中旬
「学科・実地試験」
試験日:11月第3週の日曜日 / 合格発表:翌年2月下旬
今まで学科試験と実地試験は、同一日で行われており1発合格はかなり難しかったのですが、学科試験と実地試験が別日でも受けられるようになったことで1つの試験に集中して学習出来るようになり1発合格の難易度が下がるように思います。
少しでも合格率を高めたいのであれば「6月の学科試験(前期試験)」を受け、「11月の実地試験」を受けるようにしましょう。
ちなみに合格発表は、合格発表日10時頃に一般財団法人全国建設研修センターのホームページで検索することが出来ます。また合格通知は、合格発表日に発送すると思われますので家に到着すのは合格発表日から1,2日となります。
※私の場合、合格発表日の次の日に合否通知が到着しました。
合格基準
合格基準は、学科試験・実地試験ともに60%以上となっております。
学科試験については、マークシート形式で40問中24問正解で合格となりますので、試験後「速報」で答え合わせを行えば合否の確認を行えます。
速報に関しては、次の日に正式な解答が「一般財団法人全国建設研修センター」から出るため、資格の学校から速報が出されることはなくなりました。
唯一採点サービスを行っているのが「総合資格学院」で
学科試験は、“即日WEB採点サービス”と言いネットで選択した回答を入力しておくと、試験日当日の20時頃に採点してメールで戻してくれます。ちなみに採点のみのサービスなのでどこが間違っているか不明となっています。
実地試験は、“答案添削&ランク評価サービス”と言って記述した回答を郵送かFAXで送ると、後日(2,3週間)しっかりと添削して合格ランク【A~D】を付けて郵送戻してくれます。その添削具合は、無料にも関わらずアドバイスがされておりました。
試験地
「学科試験(前期試験)」
札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、那覇の10地区で開催されております。
「学科・実地試験、学科試験(後期試験)」
札幌、青森、仙台、東京、新潟、金沢、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、鹿児島、那覇の13地区で開催されております。
また、学科試験のみですが宇都宮でも開催されております。
よくYahoo!知恵袋で「東京の試験会場はどこですか?」とか質問している人がいますが、試験会場は複数ありますので特定することは無理です。焦る気持ちも分かりますが、まず「一般財団法人全国建設研修センター」に問い合わせてみましょう。
管工事施工管理技術検定試験に関する申込書類提出先及び問い合わせ先
一般財団法人 全国建設研修センター 試験業務局管工事試験部管工事試験課
〒187-8540 東京都小平市喜平町2-1-2
TEL 042(300)6855(代)
※電話番号のおかけ間違いにご注意ください。
受験番号が分かれば、一般財団法人全国建設研修センターのホームページ上で試験会場を公開しているので参考になります。
受験料手数料
学科・実地試験:8,500円 / 学科試験:4,250円 / 実地試験:4,250円
※国家試験であり、上記受験手数料には消費税を含みません。(非課税)
受験要件
受験するには条件があり、下記の通り実務経験が必要となってきます。
難易度・合格率
2級管工事施工管理技士試験の合格率は、学科54%・実地39%となっております。
合格率に関しては、学科試験・実地試験が同一日に行われていた時のモノですので参考にならないかと思います。
今までは学科・実地と同一日に行われるので、勉強を段取りよくする必要がありました。しかし試験日が別日となったことで勉強の段取りをする必要もなくなり、対象の試験の勉強を集中しておこなえることとなり、今後合格率が上がってくると予想できます。