1級管工事施工管理技士 PR

認められない!?管工事施工管理技士の実務経験と指定学科とは

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管工事施工管理技士に申込する時、受験資格の確認として「管工事の実務経験」を記述することになります。

そんな「管工事の実務経験」ですが、自身では「管工事」と思っていた工事が「管工事」とは認められない工事の場合があるので注意が必要です。

またこの「管工事の実務経験」ですが、申込の他にも…実地試験の施工経験記述の工事内容にも通じるのでしっかりと把握しておきましょう!

実務経験の“業務”って何!?

実務経験として「認められる!」業務

「実務経験」と認められる業務は、『管工事の施工に直接的に関わる技術上のすべての職務経験』です。

具体的には

  • 受注者(請負人)として施工を指揮・監督した経験(施工図の作成や、補助者としての経験も含む)
  • 発注者側における現場監督技術者等(補助者も含む)としての経験
  • 設計者等による工事監理の経験(補助者としての経験も含む。)

となります。

実務経験として「認められない!」業務

また「実務経験」と認められない業務は、『施工に直接的に関わらない職務』となります。

具体的には

  • 設計・積算、保守・点検、保安、営業、事務の業務
  • 官公庁における行政及び行政指導、教育機関及び研究所等における教育・指導及び研究等
  • 工程管理、品質管理、安全管理等を含まない単純な労務作業等(単なる雑務のみの業務)
  • アルバイトによる作業員としての経験

となります。

実務経験の“工事種別・工事内容”って何!?

実務経験として「認められる!」工事種別・工事内容

管工事の施工管理に関する実務経験として認められる工事種別・工事内容は、しっかりと明記されております。自身が行っている工事種別・工事内容に合っているか確認して下さい。

工事種別工事内容
冷暖房設備工事冷温熱源機器据付及び配管工事、ダクト工事、蒸気配管工事、燃料配管工事、TES機器据付及び配管工事、冷暖房機器据付及び配管工事、圧縮空気管設備工事、熱供給設備配管工事、ボイラー据付及び配管工事、コージェネレーション設備工事
冷凍冷蔵設備工事冷凍冷蔵機器据付及び冷媒配管工事、冷却水・エアー設備工事、自動計装工事
空気調和設備工事冷温熱源機器・空気調和機器据付工事、ダクト工事、冷温水配管工事、自動計装工事、 クリーンルーム設備工事
換気設備工事給・排風機器据付及びダクト工事、排煙設備工事
給排水・給湯設備工事給排水配管工事、給湯器据付及び配管工事、簡易水道工事、ゴルフ場散水配管工事、散水消雪設備工事、プール・噴水施設配管工事、ろ過器設備工事、受水槽及び高置水槽設置工事、さく井工事
厨房設備工事厨房機器据付及び配管工事
衛生器具設備工事衛生器具取付工事
浄化槽設備工事浄化槽設置工事、農業集落排水設備工事 等 ※終末処理場等は除く
ガス管配管設備工事都市ガス配管工事、プロパンガス(LPG)配管工事、LNG配管工事、液化ガス供給配管工事、医療ガス設備工事 等
※道路下の本管工事を含む
管内更生工事給水管・排水管ライニング更生工事 等 ※公道下等の下水道の管内更生工事は除く
消火設備工事屋内・屋外消火栓ポンプ据付・消火栓箱取付及び配管工事、不活性ガス消火配管工事、 スプリンクラーポンプ据付及び配管工事
配水支管工事給水装置の分岐を有する配水小管工事、小支管工事、本管からの引込工事(給水装置)
下水道配管工事施設の敷地内の配管工事、本管から公設桝までの接続工事
※公道下の工事は除く

実務経験として「認められない!」工事種別・工事内容

管工事の施工管理に関する実務経験として認められない工事種別・工事内容も、しっかりと明記されております。特に注意が必要なのは、「配管工事が伴う工事だけど、公道下の工事」は、“土木工事”となります。

  • 管渠、暗渠、開渠、用水路、灌漑、しゅんせつ等の土木工事
  • 敷地外の公道下等の下水道の配管工事
  • 敷地外の公道下等の配水支管を除く上水道の配管工事
  • プラント、内燃力発電設備、集塵機器設備、揚排水機等の設置工事、工場での配管プレハブ加工
  • 電気、電話、通信、電気計装、船舶、航空機等の配管工事

また管工事に付随する「管渠、暗渠、開渠、用水路、灌漑、しゅんせつ」等の工事は、土木工事です。あくまでも“付随工事”となります。

“指定学科”って何学科のこと!?

受験資格の確認として「管工事の実務経験」を記述しますが、最終学歴の学科によって実務経験の年数が変わるので、“指定学科”か“それ以外の学科”かで受験できる年数が数年違ってくるので確認することが重要となります!

一般的な指定学科は「国土交通省令で定める学科及びそれに準ずると認める学科」で確認することが出来ます。

また学校が独自に設定した学科でも指定学科として認められることもあるので「学校により個別に指定学科に準ずると認められている学校・学科」で確認下さい。

土木土木(工学)科
海洋土木工学科
環境設計工学科
建設基礎工学科
建築土木科
社会建設工学科
土木環境工学科
森林土木(学)科
鉱山土木学科
緑地(学)科
緑地工学科
造園(学)科
造園緑地科
農業土木(学)科
農業開発科
農林工学科
開発工学科
環境開発科
環境土木科
建設(工学)科
構造工学科
水工土木(工)学科
土木建設工学科
森林工学科
砂防学科
環境緑化科
緑地土木科
環境造園科
造園林学科
生活環境科学科
農業技術学科
農林土木科
海洋開発(工学)科
環境建設科
建設環境工学科
建設工業科
資源開発工学科
地質工学科
土木建築(工学)科
林業工学科
治山学科
環境緑地科
林業緑地科
造園工学科
造園デザイン(工学)科
生産環境工学科
農業工学科
海洋工学科
環境整備工学科
建設技術科
建設システム(工学)科
社会開発工学科
土木海洋工学科
土木地質科
林業土木科
緑地園芸科
造園土木科
地域開発科学科
都市都市工学科環境都市工学科都市システム(工学)科
衛生衛生工学科
環境(工学)科
空調設備科
設備工学科
設備(工業)科設備システム科